紋別岳とイチャンコッペ山登山
風の強い日だった。
支笏湖の湖面はまるで海のように波立っている。
朝、札幌では、風はそれ程強くはなかったので、家を出てきた。
しかし、恵庭に入るとハンドルが取られるほど風が強く吹いている。
北にある低気圧の影響だから、南に行くほど天気は好くなると思い込んでいたら、
その反対だった。
途中のパーキングは入口を強風で倒れた木で塞がれて、車が入れなかった。
トイレまで歩かされて、天気予報を信じなかったことを少し悔いた。
登山道は風にもぎ取られた枝や葉が散乱していた。
飛んできたドングリが頭に当たってコーンと音がした。
帽子の内側にプラスチック製のシェルを入れておいたので痛くなかった。
太い樹木も強風に煽られて根元から大きく揺すられて倒れてきそうだ。
とにかく、危ない樹林帯を早く抜け出してしまいたかった。
紋別岳は支笏湖の外輪山の一つ。
頂上には無線の中継局があり、白い無人の局舎やアンテナがいくつも建っている。
舗装された中継局の管理道路を歩くので、登山というより散歩のようだ。
5Kmの道のり、登山の格好は似合わない感じがした。
紋別岳は支笏湖温泉の近くにある山。
頂上からはこの温泉街が真下に見える。
昼にはもう下山した。
何か、もの足りなかった。
しかし、強風はまだ収まらない。
暇つぶしに湖畔の温泉街をぶらぶらしたら、昔のことを思い出した。
ここを歩くのは高校生の時以来だから約40年ぶりのはずだった。
北海道に戻ってきて、この温泉の前を何回も車で通ったけれど、いつも通り過ぎていた。
あの時は札幌からここまでバスで来て、歩いて山を越えてモーラップのキャンプ場に行った。
その時、仲間の一人が湖畔を歩いていた女子高生のグループに声をかけたら途中まで付いてきた。
女の子達が引き返して行った鉄橋は昔ままに残っていた。
今では現存する北海道で最古の鉄橋になっている。
しかし、その先のモーラップに行く山道は無くなっていた。
翌朝、やはり支笏湖の外輪山の一つであるイチャンコッペ山に登った。
そんなに知られていない山だ。
あまり期待もせずに登った。
しかし、6合目あたりを過ぎると素晴らしい景観が眼下に見え始めた。
登って山の楽しさを満喫できる山なので、すっかり気に入ってしまった。
360度見渡せる頂上でスケッチした。
西側に見える8合目の向こうに恵庭岳が望める。
天気は昨日の風も治まり快晴。
秋の日らしく気持ち好い日だ。
頂上で景色を眺めていたらビールを飲みたくなった。
しかし、残しておいた缶ビールを夜中に目が覚めた時に飲んでしまった。
昨夜は車の中で夜を明かした。
この時期、夜の湖畔のは寂しく静かだ。
しかし、真夜中に時々、若い男女のグループが車で乗りつけて一騒ぎしては去っていく。
その度に目が覚めた。
何度目かの時に眠れず最後の缶ビールを飲んでしまった。
8合目からは支笏湖とそれを取り巻く外輪山の大パノラマが広がる。
目を魚眼レンズにしてスケッチした。
支笏湖の湖面はまるで海のように波立っている。
朝、札幌では、風はそれ程強くはなかったので、家を出てきた。
しかし、恵庭に入るとハンドルが取られるほど風が強く吹いている。
北にある低気圧の影響だから、南に行くほど天気は好くなると思い込んでいたら、
その反対だった。
途中のパーキングは入口を強風で倒れた木で塞がれて、車が入れなかった。
トイレまで歩かされて、天気予報を信じなかったことを少し悔いた。
登山道は風にもぎ取られた枝や葉が散乱していた。
飛んできたドングリが頭に当たってコーンと音がした。
帽子の内側にプラスチック製のシェルを入れておいたので痛くなかった。
太い樹木も強風に煽られて根元から大きく揺すられて倒れてきそうだ。
とにかく、危ない樹林帯を早く抜け出してしまいたかった。
紋別岳は支笏湖の外輪山の一つ。
頂上には無線の中継局があり、白い無人の局舎やアンテナがいくつも建っている。
舗装された中継局の管理道路を歩くので、登山というより散歩のようだ。
5Kmの道のり、登山の格好は似合わない感じがした。
紋別岳は支笏湖温泉の近くにある山。
頂上からはこの温泉街が真下に見える。
昼にはもう下山した。
何か、もの足りなかった。
しかし、強風はまだ収まらない。
暇つぶしに湖畔の温泉街をぶらぶらしたら、昔のことを思い出した。
ここを歩くのは高校生の時以来だから約40年ぶりのはずだった。
北海道に戻ってきて、この温泉の前を何回も車で通ったけれど、いつも通り過ぎていた。
あの時は札幌からここまでバスで来て、歩いて山を越えてモーラップのキャンプ場に行った。
その時、仲間の一人が湖畔を歩いていた女子高生のグループに声をかけたら途中まで付いてきた。
女の子達が引き返して行った鉄橋は昔ままに残っていた。
今では現存する北海道で最古の鉄橋になっている。
しかし、その先のモーラップに行く山道は無くなっていた。
翌朝、やはり支笏湖の外輪山の一つであるイチャンコッペ山に登った。
そんなに知られていない山だ。
あまり期待もせずに登った。
しかし、6合目あたりを過ぎると素晴らしい景観が眼下に見え始めた。
登って山の楽しさを満喫できる山なので、すっかり気に入ってしまった。
360度見渡せる頂上でスケッチした。
西側に見える8合目の向こうに恵庭岳が望める。
天気は昨日の風も治まり快晴。
秋の日らしく気持ち好い日だ。
頂上で景色を眺めていたらビールを飲みたくなった。
しかし、残しておいた缶ビールを夜中に目が覚めた時に飲んでしまった。
昨夜は車の中で夜を明かした。
この時期、夜の湖畔のは寂しく静かだ。
しかし、真夜中に時々、若い男女のグループが車で乗りつけて一騒ぎしては去っていく。
その度に目が覚めた。
何度目かの時に眠れず最後の缶ビールを飲んでしまった。
8合目からは支笏湖とそれを取り巻く外輪山の大パノラマが広がる。
目を魚眼レンズにしてスケッチした。



この記事へのコメント
推理小説の断片読みみたいな感じでした
風にも飛ばされず、怪我もしないで楽しい重いでもよみがえり、良かったですね
ごめんなさい
美は愛と憎しみと欲望の果てにあるのでしょう?